2004年のハマりもの

列挙します。

ご存じ、諸星大先生の「少女漫画」。
年頭あたりにBOOKOFFで文庫版2巻を買ってからずぶずぶとハマっていった…
もとより諸星ファンの私ですが、この漫画は中毒性ありすぎ! 癖になる、って表現がこれほどぴったしくる漫画もそうないのでは?
今年に入って番外編のような「何かが街にやって来る」が出たが、新作が読みたい…!!

その後、ジョジョ熱発症。リアルタイムで吉良戦にハマっていた中学のとき、5部を一気読みした大学のとき以来のブーム。
すっごいハマって、挙句のはてには予定やりくりして帰省して、「杜王町…なんて美しい町だ」なんて浸ってましたとさ。

  • ロック

それからなぜか手塚治虫のロックのミニブームがあるんですね。昔から「ブッキラによろしく!」とか好きだったんですけども。
ネットで情報収集してお財布握りしめて「バンパイヤ」とか「ロック冒険記」とか買いに行ったっけ。
でも、やはり手塚作品は性に合わず、その反動で水木翁の「ねずみ男の冒険」なんかを買っちゃったりしたのでした。
でも「ロック冒険記」の絵柄はすごく可愛いくて真似したくなった。

これももとから好きなオペラだけど、シラーの原作戯曲をちゃんと読んだのははじめて。
現在絶版の岩波文庫(佐藤通次訳)を、図書館で借りてきて読みました。これ、ベースは戦前の訳らしく、旧仮名でこそないものの、台詞回しがけっこう古い。しかしそれがハマる!
脳内でヴェルディのオペラをがんがん再生しながら、ロドリーゴの「人の世は美しうございます」や、異端審問官(宗教裁判長)の「人間はもとより数に過ぎぬ」に大興奮であった。*1

ブーム継続中?
この人のオペラが非常に好きでして、今回新たにピアノ作品にもハマりました。この、オペラとピアノ曲に並行してハマるというのが、ブゾーニの場合 正解のようですな。

同時期に読んでいたクラウディオ・アラウの自伝(少年時代の回想にブゾーニがでてくる)がヒントになって、ブゾーニ特有の音色みたいのがつかめてきたかと思いますよ。

今はトッカータ(1921)を。カルメン幻想曲(ソナティネ6番)もバリッと弾けたらかっこいーだろーなーと思うし、ソナティネ・セコンダも超手に入れたいのです。
CDでは、CHANDOSから出ているTozer盤「ブゾーニ/ピアノ曲集」がよいですぞ。オペラはやはり、ファウスト博士のケント・ナガノ盤を聴くべし。
けっこう全人的に興味あるんですよブゾーニには。絵も上手いし。

小田扉旋風吹き荒れてました(私の中で)。

  • ダルタニャン物語

そりゃもうドカンと。まだ1部(三銃士)ですが、2005年は2部、3部と読むのだ。

まーそんなところかな?
あと、マイク・リー映画All or Nothingや、つげ義春の「無能の人」にハマってたときはさすがに暗かった。来年は明るく行こう。