book

辰野豊選集

第4巻『忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎』(日本図書センター、2004.4。S.24の改造社版の復刻)。著者及びタイトルの前半あたり*1で見当をつけて借りたのが当たりでした。辰野豊の文章は、内田百輭についての短文しか読んだことがなかったけれど*2、ちょっと面白…

ダアル・ミュージアム

Roald Dahl museum opens its doorsダールの撮ったこの写真すごくいいですねえ。

GKC3

一月前(id:moma_anki:20050420)にチェスタトン断ちを宣言したにもかかわらず、抜けられずに今に至る。ちょうどBBC R4で『奇商クラブ』ラジオドラマ(全6回)なんかがやってたせいもあるのだけどー… つまりは自分が意志薄弱なのです。だって、GKCの文章、…

GKC2

チェスタトンなんかにハマってる場合じゃない!よっっっく分かっているのだけれど、欲を満たして沈静化する方向で行きます。あさってまでにはケリをつけたい。今のところ燃え広がっているのは、『木曜の男』+茶色神父少少、という範囲なので、被害は中程度…

サトクリフの非児童文学

神父に並行して英雄にも手をつける。ローズマリー・サトクリフの『英雄アルキビアデスの物語』。 サトクリフの一般向け歴史小説も邦訳刊行がすすんでいるとは知らなかった(汗)。ロビン・フッド伝説には食指が動くなあ。2週間ばかし前に読みはじめた『アル…

GKC

酒粕プリンなぞ食しつつ某友と雑談。 とりとめのない…ファミレスでパンナコッタを注文した老夫婦についてなんて話をしていた友が、次の瞬間 眼を光らせて、「わたしはフランボウなのだよ」といいだしたものだから、呆気にとられた。私の反応にまんざらでもな…

Stanley Sadie死去

モーツァルト研究のスタンリー・セイディ氏が先月21日に亡くなったそうだ。寡聞にして今ごろ訃報を聞いた。 「ニューグローヴ」の編纂者として知っていた。「2版(NG2)」は、ドイツ語力ゼロの私の心強い味方だったし、これからもそうありつづけるだろう(5…

小説とマンガを交互に読んでいるこの頃。 小説は、諸星大二郎やら漱石やらチェスタトンやら。 マンガは、諸星大二郎やら、ジョジョ1部やら、IKKI最新号やら。そのうちの一冊:『キョウコのキョウは恐怖の恐』諸星世界に活字でふれる、そのちょっとした違和…

鴎外がうちに来た

ふたりでBOOKOFFに本を売りに行く。合わせて650円になった。帰りのタリーズでのお茶代も(図らずも)650円。 近所のBOOKOFFはいつもはろくな本がないのだけど、そのときは昭和40年代の鴎外全集がきれいな状態で十数冊でていて、1巻350円というので抱え込ん…

ヴァン・ダイクといえば、

アガサ・クリスティが60年代ファッションをヴァン・ダイク風と呼んでたのが… 数日前、入浴中に読んだ『第三の女』(たしか1966)は、70歳後半にさしかかったクリスティが、彼女なりに当時の文化をフィーチャーしたポワロ物の一作。(同居人が風呂場に放置し…

ピープス氏 自縄自縛

臼田昭『ピープス氏の秘められた日記 ─17世紀イギリス紳士の生活─』(岩波新書、1982)を借りてきて読む。原文の日記からの引用が手際よく再構成され、新書らしく簡便な本。 今度は全文の邦訳を読みたい。サミュエル・ピープス、偉大だわ。自家用とはいえ、…

84, Charing Cross Rd.メモ

ヘレーン・ハンフ編著/江藤淳訳『チャリング・クロス街84番地 書物を愛する人のための本』(中公文庫。Helene Hanff, 84, Charing Cross Road, 1970)を読んだ。 NYの文筆業の女性*1とロンドンの古書店とのあいだの往復書簡集。こんな、芋蔓式に読書欲をかき…

2004年のハマりもの

列挙します。 栞と紙魚子 ご存じ、諸星大先生の「少女漫画」。 年頭あたりにBOOKOFFで文庫版2巻を買ってからずぶずぶとハマっていった… もとより諸星ファンの私ですが、この漫画は中毒性ありすぎ! 癖になる、って表現がこれほどぴったしくる漫画もそうない…

三銃士好きさんに34の質問

唐突に回答してみました。このところウィリアム・クリスティやミンコフスキのフレンチ・バロックを聴いていたもので連想がはたらき、ちょい三銃士ブーム再燃気味です。なお、アニメの記憶がなくって(おそらく国内不在…)、すべて"原作指定"ということで。も…