小説とマンガを交互に読んでいるこの頃。
小説は、諸星大二郎やら漱石やらチェスタトンやら。
マンガは、諸星大二郎やら、ジョジョ1部やら、IKKI最新号やら。

そのうちの一冊:
『キョウコのキョウは恐怖の恐』

キョウコのキョウは恐怖の恐

諸星世界に活字でふれる、そのちょっとした違和感(異和感?)が面白し。既読のマンガ作品と似たような設定の作品もあるので、"読みくらべ"も楽しめますな。
やっぱり諸星作品はマンガで読みたいなん、というところに落ちついてしまいそうだけれど、微妙な陰影の表現は文章ならではのものもある。
っていうか、フェリーニの少年時代の回想を読んでいて、映画のおなじみの場面に行き当たるようなものなんですけどね。2度美味しい、ということのほかに、やや手の内明かしているの気味もある。でも「小説 栞と紙魚子」とか読んでみたいよね。キトラさんとかどういう描写なんしょうね。