後日談/余談

(前回までのあらすじ…オーストリアのバスバリトン ヴァルター・ベリーの声が気になる。録音を漁ってみよう。)
ベリーはアルレッキーノではなくて音楽教師だった。
あと、1966年ベーム指揮の《フィガロの結婚》、198?年シャイー指揮の《チェネレントラ》などをLDで観てみたけれども、どちらのベリーもチュートン臭つよすぎておいらの好みではなし。たとえば後者などは、モンタルソロの同役の洒脱な味に遠く及ばず。残念でした。

なかなか昔の歌手開拓もむずかしいな。(自分の好みの問題なのですがね)
今のところ好きなのは、パオロ・モンタルソロ、セスト・ブルスカンティーニくらい。ブッフォが多い。

そういえば、趣味の共通する60近いおじさまと話していて、「先生ってどういう歌手がお好きなんですか? シュヴァルツコプとかですか〜?」と聞いたら嫌がられたっけなあ。相手はミーハーであった…。
別の機会に、「先生くらいの世代だとイタリア歌劇団とか?」といったのにも唸ってたし、極めつきだったらしいのが、「先生だったら六世菊五郎の全盛のころですか?」という私の何気ない質問で、これには「全然ちがうよ〜〜!」と憤慨されたわい。