アーン/ハーン

さらに、もうひとり気になっていたReynald Hahnのピアノ作品をCDで聴いてみた。

プルーストの彼氏だったとは(もしかしてそれで有名なのか知らぬ?)

プルーストがルーヴルの17世紀絵画にもとづいて詩作し、それを読んでHahnが作曲したというPortraits de peintres, d'apres les poesies de Marcel Proust (1896)という組曲が面白かった。それぞれ画家の名が冠してある。順に、アルベルト・カイプ、パウルス・ポッター、アントン・ヴァン・ダイク、アントワーヌ・ワトー。個人的に、3曲目のヴァン・ダイク、いいっすね。
ほかにもOrient, extrait de l'album d'un voyageur (1909)のオリエンタリズム、Sonatine, en ut majeur (1907)の前-新古典派的傾向などなかなか興味深し。