2005-01-01から1年間の記事一覧

駱駝の調律

数日留守にしていたが、この日調律が入るのに合わせて一時帰宅。調律は昼から。午前中は片づけながら、オペラの新譜(といっても去年の)を通しで聴くなんて贅沢をしてしまったー。非常に良い録音だったから、それを通しで聴いたから、それがFigaroだったか…

マンマミーア

恐ろしく人の(というか私の)やる気をそぐ人物が我が家へやってきました。お陰で練習がはかどらない… どころか、開いた口をとじるのも面倒くさい。そんくらい、気力を吸いとられる。これは比喩ではなくって、口ポカンでひねもすのたりのたりしていた私。え……

身内

母方の大叔父が今日亡くなった。明後日が葬式とのこと。祖父の実弟とは思えないほど、器用な人だった。歌もうたったし、落語はなかなか巧かった。 高校のとき、友達と企画した発表会に呼んで一席弁じてもらったことがある。物心ついてから会ったのは、それが…

Stanley Sadie死去

モーツァルト研究のスタンリー・セイディ氏が先月21日に亡くなったそうだ。寡聞にして今ごろ訃報を聞いた。 「ニューグローヴ」の編纂者として知っていた。「2版(NG2)」は、ドイツ語力ゼロの私の心強い味方だったし、これからもそうありつづけるだろう(5…

今日は1時間ちょい電車に乗って他県のコンサートへ。Erard社のオリジナル楽器2台を使用してのソロリサイタル。会場はワイン庫。 ピリオド楽器+ワイン庫でサロン風を気どったらしいが、そんなムゥドは弾き手U野氏の技巧派っぷりでふっ飛んでしまった。凄ま…

はまりすぎ。

いいかげんドン・カルロ病完治して次の段階に進まないとやばい感じだー。(次=ブゾーニのファウスト博士)寝つけないと、枕元のHDDプレイヤー(アラームかけて置いてる)でElla giammai...やロドリーゴとの二重唱なんかを聴きだしちゃうし、そのうち「駄目…

追悼気分

というわけではないが、片付けをしながらヴェルディのメッサ・ダ・レクイエムを聴いた。1曲目レクイエムでの独唱の入り、各パートの性格づけの見事さに思わずよろめく。輝かしく切り出すテノール(このドミンゴの声!)、短調へと導くバス、闇のなかで自ら…

道化の足

V&Aで開催中のSpectres: When Fashion Turns Back展で、興味をひかれたのがこの、ハーレクインの足。

あと一月

(1)チャオという挨拶が、schiavo(奴隷)の語から来ているというのは有名な話。(2)楽器専攻生は楽器の奴隷だそうな。以上の伊語教師の発言をふまえると、毎日楽器にむかってciao!(=私はあなたの奴隷です)と呼びかけるのはすこぶる妥当ということになるな…

BBCのPrivate Passionsストリーミングを適当に区切りながら録音中。故E.サイードがゲストの回の再放送。ヴァーグナー、グールド、ヴォツェック、メシアン、フィッシャー=ディースカウ...というプログラムに混じって、ショパンのアンプロンプチュ2番なども…

そのSがいってたんだけど、高校野球の山形代表が面白いらしいな。 監督がアメリカ帰りで試合後のコメント「アイム・ソー・ハッピー」だったり、カソリックのピッチャーがマウンドで十字を切ったりしてるんだって? いいかげんな又聞きですみませんが。

異口同音

最近図書館がよいを復活させて、今日も行った。エレベーターで、後からダンボールをのせたカートが乗り込んできた。Sをつっついて、ダンボールの側面に印刷された大手書店のロゴをそれとなく示す。入館して新着資料の棚を流しながら、S「さっきのダンボール……

COSI再見

ジャンス拝みに新国へ。 今日はマチネー公演。なんかマチネーのCOSI、よかった…。観るぞーという気力が湧いて。初台までチャリ漕いでくあいだも、1幕冒頭の男声トリオが脳内で再生かかっていて、すっかり「出来上がって」劇場入り。ジャンスは今日も眼福・…

小幸を得る(ちがう)

友人来訪。連弾なんかして、19世紀市民階級の抬頭〜(わけわからん)みたいな遊び方をする。夜10時をまわるとやつが例のごとく、「歌でも歌おっかなー」といいだす。はじめはモーツァルトやらシューマンやらを友が歌って、私が伴奏して、健全にすごしていた…

Minkowski's tenors (2)

つづき。 Minkowski'sというからには、ジル・ラゴンやフシェクールにも当然触れるべきなんだろうが…今回は昨日のふたりに留めておこう。フシェクールってあれ、オート=コントルだし(逃)さて、ようやくクロフト=オルフェを聴く算段になる。ちなみにミンコ…

BBCニュース Prankster infiltrates NY museums ニュースのリンクからBanksyのサイトに飛べる。

Minkowski's tenors (1)

ミンコフスキの最新盤(?)、グルックの1774年パリ版オルフェOrphee et Eurydiceをようやく聴き出した。主役のリチャード・クロフトを聴いていて、ひとつミンコフスキ・テノール談義(不毛なテーマだ)をぶちたくなった。興味ある人は聞いてください。近年…

チェスタトンの影響で、20世紀初頭のファッションについてのページを巡覧していたら… おや〜ツェペリ男爵(ジョジョ1部)。ロシアのタバコの広告(1890-1910年)とのこと。

新国COSI

寝不足のなか新国のCOSIを観てきた。もう一度くらい当日券で行くつもりだったけど、もういいや。しかしジャンスを思うと心が乱れる。彼女のフィオルディリージのために、一晩 新国の桟敷席(新国のオペラ見物、何が嫌って、あの4階席の雰囲気ほどいやなもの…

尾蝿米行01

アメリカより帰国。 すでに記憶が薄れはじめているが、尾蝿米行漫録と名づけて適当にメモを残そう。 我が身は馬の尾を追う蝿、というわけで、私の場合は母と妹についていった。レンタカーで走りまわる気楽な女3人旅。実のところ二度と家族で旅行なんかする…

ぜんまいに

zen microに地道に転送している。オペラを入れるのはやはり大変…。 エレーヌに加えて、今日、地獄のオルフェ(天国と地獄)、トーリードのイフィジェニー(以上ミンコフスキ)、ねじの回転(ナクソス盤)を入れた。 今とくに入れたいのは、ナクソス島のアリ…

SO THIS IS PARIS

もう2週間近く前の話になるけれど、都内某所でルビッチ作品を2本見てきた。 陽気な巴里っ子(1926, So This is Paris)と、結婚哲学(1924, The Marriage Circle)。いずれもサイレント。 これほど「豊かな」印象をうけるサイレント映画は見たことがない。とく…

あさってからの渡米が気にかかる。

トランクをひっぱりだしたものの、まだ荷は詰めていない。 口をついてでる言葉といえば、「●●●●●」。むしろ逃げ出したいくらいだとも思う。 子どものとき住んでいた国だというのが厄介だ。なまじっか記憶が残っているだけに始末が悪い。 加えて今の自分を持…

ぜんまい白

意を決してHDDプレイヤーを買ってきた。買う前に数日間考える。予算は2万5千以下で、ipod miniは買わない。となると、容量、価格ともに手頃なzen microがいいかなと思う。しかし店頭にならんでいたこいつの見た目の悪いのが気に入らない。考えれば考えるほ…

広報部門兼業

バイトと練習にあけくれる毎日。 昨日は相方がやってきて、いっしょに急ごしらえのフライヤーを作った。 私がそれっぽいものを描いて、Mがベタ塗り。あと会場までの地図もつくった、ペイントで。道とおしたり、地下鉄の駅つくったり、皇居つくったり。こうい…

読2

昨日うっかり漫画雑誌名を書いてしまったんで、ちったぁそんな話もします。つらつらと。家族に雑誌派がいるので、単行本派の私も毎月読めてるのです。創刊号から読んどって、毎月25日になると買ってくる。飽きないもんかいな。感心。佐々木倫子の新連載は3…

小説とマンガを交互に読んでいるこの頃。 小説は、諸星大二郎やら漱石やらチェスタトンやら。 マンガは、諸星大二郎やら、ジョジョ1部やら、IKKI最新号やら。そのうちの一冊:『キョウコのキョウは恐怖の恐』諸星世界に活字でふれる、そのちょっとした違和…

日記

取置きをたのんでいたCDが今日行かないと流れてしまうってので、バイトの前に学校の図書館に走った。ぎりぎりでバイトの時間に間に合うはずが、肝心のCDを図書館のプレイヤーに入れっぱなしで忘れてきたことに駅のホームで気づき、学校までとってかえす。そ…

近頃の選択

独逸に留学中の友人が一時帰国するのを訪ねて九州へ行くべし、と京都の友人に誘われた。来月のはなし。 しかし、ちょうど同じ時期に、アメリカ行きを家族からもちかけられている。 アメリカと九州とを秤にかけてみると… 九州人には年末にロンドンで、京都人…

鴎外がうちに来た

ふたりでBOOKOFFに本を売りに行く。合わせて650円になった。帰りのタリーズでのお茶代も(図らずも)650円。 近所のBOOKOFFはいつもはろくな本がないのだけど、そのときは昭和40年代の鴎外全集がきれいな状態で十数冊でていて、1巻350円というので抱え込ん…